さて、以前の記事で家探しのポイント3選をご紹介しましたが今回は海外で物件を探すときによく出てくる重要な「家探しワード」をアルファベット順に整理しました。
この記事では、私自身が家探しをする前に知っておけばスムーズだったなぁと思うものを10個、厳選しています。日本にはない表現の紹介や注意点もあるので、詳細が気になる方は是非読み進めてみてください。
くらげたろう
きゃりこはあまり知識がなかったから、アプリで物件探ししたときも内容がさっぱり分からなかったくら。
気になるワードがある方はこちらの目次から飛んでみてくださいね☺︎
それでは早速、いってみましょう!
家探しワード①:Admin Fee
敷金のこと。
デポジットと言う場合もあります。これは、1ヶ月目の家賃と一緒に入居前に不動産屋に支払うことが多いようです。
私のケースだと、不動産屋とは別のDPS (Deposit Prospection Service)というところで個別に管理アカウントを作るよう指示がありました。敷金の支払い自体は直接不動産屋からDPSに行われたため、管理アカウントをネット上で設定する作業のみ追加で指示を受けました。
家探しワード②:Bills
光熱費のこと。
行列のできるふわふわパンケーキのことではないのでご注意を!Billsには、水道代、電気代が含まれます。物件によってはさらに通信費としてWi-fi使用料も含めることがあります。
ただし、「家賃」に電気代等の光熱費が含まれていない場合もあるので要確認。
これは不動産屋に聞けばすぐに教えてくれます。多くの場合、アプリやサイトには連絡フォームの「Enquiry」(お問い合わせ)ボタンがあるので必要事項を記入してポチッと一発で質問OKです。はじめて不動産屋と連絡を取るときに、「Billsは家賃に含まれているの?」という話題からはじめたことも多かったです。
Billsが家賃に含まれていない場合は厄介です。契約〜支払いまで現地のサプライヤーとやり取りをするので例に漏れずややこしい…この一連の苦労は経験があるので、改めて別記事でまとめます!
家探しワード③:Central Heating
中央管理されている暖房のこと。
これはイギリス独特かもしれません。家にもよりますが、イギリスではエアコンよりもCentral Heatingの方が身近です。もちろん電気暖房もありますが。このスイッチは勝手についたり消えたりしてくれます。馬力もあって暖かいですが、部屋の乾燥の原因でもあります。まさに極度乾燥…。
家の外から見て、壁の排気口から白く煙が出ていたらCentral Heatingがついている証拠。私の最初に住んでいた家は頻繁にこれが壊れることがあり極寒の冬、帰宅時に白い煙が出ていないと絶望を覚えました。
海外で住まいを探す際は忘れずに冷暖房まわりもチェックしてください。
くらげたろう
だいぶ暖房問題に苦労したくら。
家探しワード④:Communal Entrance
共同玄関のこと。
フラットやベッドルームは個別ですが玄関は他の住居人と共有するかたち。
宅急便を受け取るときのことを考えると共同玄関はあると便利かもしれません。例えば、留守中にAmazonが届くと共同玄関の内側に荷物を置いておいてくれたり、他の住人に荷物を預けておいてくれたりします。日本では考えられないですが、このように荷物を置いて配達員が帰るというケースも多々あります。
イギリスでは週末にPost Officeが閉まることも多いので、留守で荷物が「Post Office預かり」になるとすぐに取りに行けないので厄介です。共同玄関がないと、この点不便があります。
家探しワード⑤:Council Tax
住民税のこと。
City Counci (役所)に支払い、自治体運営などに使われる住民税のこと。こちらはフラットやスタジオごとではなく個人に対してかかる、いわゆる人頭税です。条件を満たした場合や学生などは免除されることがありますが、ほぼ固定費用として考えておくのが吉です。(免除の場合でも、一度徴収の手紙がCity Councilから届くので免除申請が必要なので注意)
ちなみに家ごとの資産状況によってランクがあり、その支払い金額が定められています。こちらのGov.UK公式ウェブサイトから支払い金額概算が調べられます。
住所の郵便番号を入れて検索すると払う金額のランクが表示されるしくみです。
家探しワード⑥:Double Glazing
二重窓のこと。
イギリスの長い冬…Central Heatingと並んで大事なのがコレ。二重になっている窓は、室温UPはもちろん結露も防げて快適です!
私の経験ではイギリスのはじめての家で、なぜか二重窓と普通窓が混在しており…冬は普通窓のほうだけに結露がしたたって窓際に置いた本や書類が水浸しになってびっくりしたことがありました。
二重窓は偉大です。
ちなみに普通窓の防寒対策をしたこともありましたが、大苦戦しました。気になる方はこちらをのぞいてみてください。>>【Amazonで購入】海外住居の防寒対策
家探しワード⑦:DSS-No
生活保障でお金をもらっている人の賃貸不可、の意味。
“No”という文字を見ると不安になってしまうこともありますが、意味が分かれば心配することはないと分かります。Department of Health and Social Services or Department of Social Securityの略です。
家探しワード⑧:TV license
テレビ視聴料のこと。
BBC TV Licenseは見る見ないに関わらず、Studio/Flatごとに支払いが必須。家賃別だと個人でネット契約をしないといけないので面倒です。
私もテレビ付きの家に引っ越したとき、TV License契約をしていなかったので通常の番組は見られずテレビでラジオのみ聞ける状況でした。
イギリスでは一般的にTV自体がなくても、スマホなどのデバイスを持っていれば支払いをしないといけないと言われていますが、幸いにもこれまで取り立て屋が来たことはありません…。Bills同様、後になってからの個人契約は面倒が多いので入居前にTV License有無を確認しておくことをおススメします。
くらげたろう
ラジオを聴いているだけでも英語の勉強になるくらね。
家探しワード⑨:White appliance
キッチンの記述に多い、白で揃えてみました!という売り文句。
一見すると”White”が「未使用の」という意味や「白物家電」?のようにも思えますが、ここでは「白を基調としている」という意。キッチンまわりの棚、電子レンジ、シンク、コンロ周辺などを指します。
一方、備え付けのシャワールームやキッチン自体のことは”Fixture”や”Utility”と表現されます。
家探しワード⑩:Wi-Fi
もちろん、Wi-Fi通信料のこと。
こちらも家賃に含まれているのか確認が大切です。ちなみにZooplaという不動産情報アプリにはWi-Fi速度も明記があります。ただしこれはルーターが備え付けで家賃にWi-Fi通信料が含まれているという意味ではなく、あくまで回線を引いた場合の想定速度のこと。(すでに回線工事が完了していることもあります)
くらげたろう
Wi-Fiの速度書いてあったら、備え付けだと思うくら!悔しいくら!
Zooplaは前述の②Billsや⑤Council Taxなど諸経費を含めた想定合計金額も表示してくれるのでなんとも親切です。ちなみにイギリス国内の人気物件情報サイトは第一位はRightmove、第2位がZooplaだそうです。(2019年5月現在)
個人的には想定合計金額表示やMap ViewがわかりやすかったZooplaがおススメです。
さて、この記事では海外での家探しに役立つワード10選をご紹介しました。
まとめると、
言葉の意味だけではなく、文化の背景や意味も合わせて知っておくと便利なものばかりです。
是非ご参考にしてみてください☺︎
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