突然ですが、「週末のお昼ごはん」ってなぜか麺類が食べたくなりませんか?
ゆとり世代の私は、低学年のころだけ土曜日が午前まであった小学生時代を過ごしました。土曜日のお昼に学校から帰ってくると、お母さんが冷やし中華を作ってくれたなぁ…となんとなく夏になると思い出します。
イギリスもそろそろ夏の陽気になってきましたね!ふと思い出の味が食べたくなって、イギリスで手に入る食材で冷やし中華を作ってみました。
「食べ物が美味しくない、高い」で有名なイギリスですが、有難いことにスーパーに行けばある程度のものが揃いますので、「食べたいものは作る!」の精神で自炊にチャレンジするのも楽しみのひとつです。
一番の課題は「中華麺」がないこと。代わりにスーパーにあるエッグヌードルを使って美味しく冷やし中華ができるのか、検証してみました。
1. イギリスの麺事情
ロンドンなどの都市には日本食レストランも多く、お値段は張りますがうどん、そば、ラーメンなど味わうことができます。ただ、日本人が思う麺の醍醐味、「コシ」という概念は忘れ去られているのか…麺が伸びたような状態のことも。(余談ですが、会社で月に一度デリバリーを頼んでランチをする日があり、多数決でその日はイギリスの日本食チェーン・Wagamamaをオーダーしたのですが、手元に届いたころには麺が全てスープを吸っていてそれはそれは…大変なことになっていました)
一方、Waitrose、M&Sといった高級志向スーパーはもちろん、ASDA、TESCOのような庶民派スーパーでも麺の取り扱いが増えているので、材料を買ってきて自分で作る!という方法もあります。
最近、日本食の麺はベジタリアンにも人気で、うどん、そばはもちろん、辛ラーメンやライスヌードルまで乾麺は豊富に揃っています。
お馴染みロンドンのジャパンセンターや中華系スーパーには生麺もあるのですが、今回近所のASDAでエッグヌードルの生麺が売っていたので試してみることに。もし美味しかったら、気軽に手に入れやすいのでとても嬉しい!期待と一抹の不安を胸にいざ調理!
source: ASDA Our History
※1965年に誕生したスーパー。大きな道路のそばに立地していることが多いです。アメリカの大規模スーパー文化の影響を受けており、車で来店し大量に購入していくお客様が多い印象です☺︎
2. 調理開始! コシを出すための裏ワザ
今回はこちらのEgg Noodleを使っていきます。300gで75pというお安さ!STIR-FRYとあるので炒めて、焼きそばにするための麺のようです。生麺ではありますが加熱調理済みです。
気になるにおいも特になく、化学的すぎる黄色でもないので安心しました。
麺は結構太めで、ちゃんぽん麺にかなり似ています。
なかみはこんな感じ。
これを、日本の冷やし中華と同様にたっぷりのお湯で1分半〜2分ほど茹でていきます。
茹で上がったら、すぐに冷水で締めます。
3. タレづくり! すべてイギリススーパーで揃う調味料で
さて、無事に麺が茹で上がったので、続いてはタレ作り。
イギリスで買える調味料だけで作っていきます。コクとパンチがほしかったので少しコチュジャンをいれてみました☺︎ 以下ご参考までに…
<冷やし中華タレレシピ> (カッコ内は入手元)
- 醤油 大さじ3 (TESCO Extra) *キッコーマン
- お酢 大さじ2 (ASDA) *Yutakaというブランドのもの。みりんもあります。
- コチュジャン 小さじ1/2 (ASDA)
- ごま油 小さじ1 (Waitrose)
- 砂糖 小さじ2 (ASDA)
- 水 50cc
4. 盛り付けて実食! お味はいかに?
冷蔵庫にあった具材も色々のせて、完成です。デカ盛りになってしまいました。肝心のお味は…?
麺の極太感は否めませんが、粉っぽさもなくコシがあって期待以上の出来でした。エッグヌードルの精度を心配していたものの、結果、冷やし中華は「タレ」と「おなじみの具のオールスター」がある程度シナリオ通りなら美味しくいただけるということが分かりました。
ちなみに、カニカマも白ごまもイギリスで入手したものです。
今回は、イギリスのスーパーで揃う食材だけで冷やし中華を作ってみました。懐かしの母の味?とはちょっと違いましたが、期待以上の再現度に大満足でした。
※ 300gの麺は激盛りすぎましたが、後からすべて美味しくいただきました。
エッグヌードルはWaitroseやM&Sでも売っているので、さらに高みを目指される方は是非ともお試しください! たまには自炊で日本食を楽しみながら、海外生活を楽しんでいけたらいいですね。
それではまた☺︎
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