【イギリスワーホリ】徹底解説・National Insurance Number取得方法

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7月19日(金)は2019年度第二回Youth Mobility Schemeの当選発表日でしたね!当選された方、おめでとうございます☺︎

当選が決まれば、次はビザ申請書類が無事に受理されるまでが関門。自分のパスポートに「入国許可書」が貼られて返ってきたときのあの安堵感は今でも忘れられません…!

引き続き、このブログが少しでも渡英のお役に立てばと思います。

ちなみにYMS申請書類の注意事項は別記事でまとめていますので、これから申請されるという方は「反面教師」に読んでみてください…!

【イギリスワーホリ】YMS申請書類で必ず確認してほしい3点
イギリスで2年間の就労が可能となるTier5 Youth Mobility Scheme(YMS)ビザ。申請書類の準備をしてビザ取得に備えるための注意点とポイントをまとめた記事です。

そんなイギリスのYouth Mobility Scheme(以下、YMSビザ)ですが、他の国のいわゆる「ワーキングホリデー」とは異なります。最大の特徴は「就労前提」のビザであるという点です。入国審査のときも必ず目的は「働くこと」と告げましょう。もちろん、2年間の滞在中に語学学校へ通うことや観光をすることも許されていますが、あくまで就労が第一目的のビザです。ここを間違えると、入国審査でYMSビザを失効をするケースもあるということで十分注意が必要です。

詳しくは、ワーホリネット以下記事を熟読してください。(きっと多くの方が抽選前からお世話になっていると思いますが☺︎)

イギリスYMSビザは、ワーキングホリデービザではなく就労ビザという認識で | イギリス
イギリスYMSビザは、ワーキングホリデービザではなく就労ビザという認識で 、イギリス。

今回は、イギリスで就労をするために必要なNational Insurance Number取得の流れ実際に体験したトラブルについてまとめます。

NINo取得がスムーズに出来た方もいれば、私のように苦戦するケースもあるので、笑覧いただきつつもご参考になればと思います。


1. はじめに National Insurance Number(NINo)とは?

National Insurance Number(以下、NINo)は日本でいう「マイナンバー」のような役割があります。

  • イギリスで病院(GP)にかかるとき
  • 就労するとき (給与受け取り、年金支払い)

などに必要な個人番号のことです。

YMSビザは前述の通り「就労前提」のため、どこかのタイミングでNINo取得が必須です。

NINoは就労先が決まってから取得しても問題ありません。が、取得に時間がかかる場合があるので住所が確定して、落ち着いたらできるだけ早く取得することをおススメします。

私の場合も発行側のトラブルがあって2月に手続きをしてからNINoを受け取れたのは4月になってから、という大迷惑を被りましたので… 就労が決まっていなくても、是非手続きはお早めに!

ちなみに

私は入社後3週間ほど経って会社にNINoを通知しましたが、初任給は問題なく受け取りできました。しかし、人事側も「できるだけ早く教えてほしい」と言っていたので早めの行動をして損はないです!

NINoについての情報は必ずこちらのGOV.UK公式サイトも合わせてご確認ください。

Apply for a National Insurance number
Apply for your first National Insurance number - you must have the right to live and work in the UK.

では早速、NINo取得の流れから見ていきましょう!

2. 一目でわかる!NINo取得の流れ

取得のステップと注意事項は以下の通りです。

① Interview申し込みの電話

英語の電話は緊張しますよね。…最初の洗礼はこの申し込みです。

GOV.UKのApply for a National Insurance numberに明記がある通り、以下の番号に電話します。混み合って電話がつながりにくいので、受付開始の8.00am直後にかけることをおススメします。

National Insurance number application line
Telephone: 0800 141 2075
Textphone: 0800 141 2438
Monday to Friday, 8am to 6pm

以下を聞かれるので事前にざっと準備しておくと良いです。

  • NINoをとる目的
  • 過去にNINoを取得したことがあるか
  • ビザの種類 / 有効期限
  • イギリスの入国日
  • BRPカードの表面右上にあるアルファベット/数字のシリアル
  • 結婚の有無
  • 誕生日
  • 名前
  • 住所
  • イギリスの携帯番号
  • Interview日程に関すること (日程をその場で告げられるケースもあれば、追ってレターを確認してJob Centreに来るようにだけ伝えられるケースもあるようです)

② Interview日程の通知レター受け取り

無事に電話でのアプリケーションが完了すると、Department for Work & Pensions(以下、DWP)からInterview日程の通知レターが届きます。電話をしてから数日〜1週間ほどかかります。このレターに日時、Job Centre住所、持ち物などが書かれているのでよく確認してください!

余談ですが

Job Centre」とは地域ごとにあるハローワークのようなところで、仕事の紹介からNINo取得まで仕事に関する支援をしてくれる施設です。今後、NINo通知レターが届くまで、ステータスを確認するときはInterviewを受けたJob Centreに直接問い合わせをすることになります。

そして、こちらが実際に受け取った通知レターの一部です。

Interviewの持ち物は上記の通りですが、

  • BRPカード
  • パスポート
  • 住所を証明する郵便物 (Council Tax請求書、光熱費請求書、賃貸の契約書など)

があれば問題ありません。

ちなみに電話での発音が悪かったのか、通知レターの私の名前が盛大に間違っていました。苗字にPがついていました。

くらげたろう
くらげたろう
P?! 笑

③ Interview当日 〜待てど暮らせど呼ばれない問題〜

さて、いよいよ緊張のInterviewです。その日はESOLの英語のクラスがあったのですが、早退してJob Centreへ。

入り口の係員に用件を伝えるとしばらくソファーで待機するように指示を受けました。Interviewは時間指定があるので、すぐに呼ばれるはずだったのですが全然呼ばれない…

私より後に来た人が呼ばれ始めておかしいなと思いつつ、いやさすがにね?と待つこと30分ほど…明らかに遅すぎるのでさっきの係員に確認したり、Job Centreのおばさまに訴えたりしました。

結局、60分後、「え、あなた○時のアポイントの方?あらごめんなさい、こちらへどうぞ」とやっとお声がかかりました。NINo取得ではあまり聞かない例ですが、こういうことはイギリスでは日常茶飯事なので、普段から「変だと思ったら自分から言う」の癖をつけておくといいですよね。(遠い目)

女性の係りの方にアポイントの電話とほとんど同じことを聞かれ、簡単に書類に記入して終了。苗字のPの件は特に問題にならず無事に終わりました。「通知レターが届くまで最大8週間待って」と言われて驚きましたが、とりあえず大人しく待つことに。

Interviewの最後に、

  • DWP reference number
  • Form serial number
  • いつまでに通知レターがこなかったら連絡をしてという案内
  • 住所が変わった場合の対応 など

が書かれた書類をもらいます。これも重要なので無くさないようにしましょう。

意外とInterview自体はあっさりです。あとは、NINoの通知レターを待つだけ!

3.  トラブル! NINo通知が届かない悲劇

「③ Interview当日」から季節は流れ、8週間が経ちました。しかし、一向にポストに全然通知レターが届く気配がありません…

しびれを切らしてInterviewを受けたJob Centreに電話をすると「2週間前に送った」とのこと。(どうやら郵送日付のログはきちんと取られているようでした)

いや、送ったよって言われても来てないものは来てない、と問い詰めると「住所を間違えて送ってしまった」とのこと。え?誤送ですか?マイナンバーくらい大事な番号じゃないの。

イギリスの郵便事情は凄まじいので、こんな大事な書類も手渡しなんかじゃ無くポストにぽいっ、なのでこういうことも起きます。

ちなみに、このやりとりのなかで一度もあちらからの謝罪はありませんでした。「まぁ、住所間違えたの他の担当者だし〜」という言い分だと思います。ふぅ。急いで番号再発行してもらい、正しい住所に再送をお願いしました。

すると、3日で届きました

くらげたろう
くらげたろう
本気出せばできるくら…

 

いかがでしたでしょうか。

リアルなNINo取得のステップと私が体験したトラブルをお届けしましたが、本当に人それぞれ色々なケースがありますので、まずはよく準備をして、万一のことがあっても慌てず対応してください☺︎

今回の記事が参考になればと思います。

それではまた!

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