今回は、先日借りている家のリビングの電球が切れてしまったときのエピソードから家のメンテナンスに関して学んだ3つのポイントをお届けします。
これを読んでいただくと、
- 電球が切れたときに確認すること
- 電球交換のときに覚悟(?)すること
- 電球の選び方・購入方法 / 場所
が分かります。
「電球切れ」ひとつとっても不動産屋とのやりとりを通して驚いたことがいくつかあったので、そのカルチャーショックとも合わせてお届けします。
話は少し逸れますが、「郷に入りては郷に従え」とはよく言ったもので、海外に出ると何気なく当たり前だと思っていた日本のやり方が通じず、驚かされることばかり。
イギリスで暮らしてみて、挨拶から食べ物から生活のあれこれ…驚くことが山ほど。宅配便なんてものすごい(適当)です。もしも配達時に不在だったら、荷物は在宅の隣人に預けられてしまいます。いざ受け取りに行ったら箱が開けられていたり、袋が破られていたりもしばしば。(イギリス人に言わせれば、何度も再配達させる日本の文化の方がよっぽどクレイジーだと)
いちいち気にしていたらキリがないので、切り替えていきましょう。
…このことわざを作った人は凄いですね。その人もきっとカルチャーショックを受けたことでしょう。そんな違いもまるっと受け止めて、しゃあなし。現地のやり方を尊重しつつも、自分は曲げず強く生きるぞという気概すら感じます。英語にも同じ言葉がありますよね。”When in Rome, do as the Romens do.” これまで世界中多くの人が乗り越えてきた壁と思って元気を出していきましょう。
?!
電球がきれてしまって困っている方!イギリスの「お作法」にのっとって解決をしていきましょう!海外では驚かされる「当たり前」も多いですが、ひとつひとつ乗り越えていくためのヒントになればと思います。
1. 電球がつかない?!必ずはじめに〇〇をすること
さてさて本題です。イギリスでは「家」にまつわるお作法が厳しいように感じます👇電球が切れたときは下図でいうと家の「メンテナンス」の問題にあたります。
そのため、結論からお伝えすると、電球がつかなくなったとき必ずしなくてはいけないことはズバリ「不動産屋・大家に報告すること」です。
「なんだそんなことか…」と思うかもしれませんがイギリスでは大変重要なことです。
実際に先日、家の電球が切れてしまい不動産屋に相談したところ
- メンテナンス会社に相談して、電球交換をリクエストするように
- 交換費用と電球代はデポジットの中から引かれる
- 自分では交換しないように (自分でやる場合、もし破損した場合は自己責任)
と言われてびっくり。日本だったらちゃっちゃと自分で交換するよ、と思ってしまいました。
契約している家にもよるので一概には言えませんが、賃貸の場合は家の備品管理はとりわけ厳しく、何かあった場合は入居当初に払ったデポジットから交換費用、修理費を引くというスタンスがあるようです。たとえ電球交換1個でも…
電球替えを自分でやろうとしてうっかり他の部分を壊してしまったなんてことがあれば、「なんで自分で交換したのか?」と問われ面倒極まりない事態が待っています。さらにデポジットからも修理費が引かれ…散々です。実際、お隣さんが自分で電球を交換したらしく不動産屋に怒られたそう。
賃貸契約のルールに厳しいイギリスですので、無用なトラブルを避けるためにも、まずは一報入れるのを忘れないようにしましょう!
ちなみにこちらの記事でも紹介しましたが、イギリスの家問題は必ず、必ず不動産屋・大家を一度通して話を進めることをおススメします。
また、言った言わないで揉めないように、ログが残るメールでコミュニケーションしておくこともコツです。
不動産屋・大家に相談した結果、自分で電球交換をしていいとになれば話は簡単。
早速、電球を買いに行きましょう。詳しくは目次の3つ目をご参照ください💡💡💡
2. 電球交換を委託するとき 驚きの訪問事情?
もうひとつ驚かされたのが、電球交換の訪問について。
メンテナンス会社によりますが、私のケースではオンラインで電球交換をリクエストしたとき
- 修理工の電球交換の際に付き添う
- 不在時に修理工が勝手に部屋に入ることを許可する
の2種類を選ぶことができました。しかし、修理工が来れるのはすべて平日の夕方まで、週末はなし。仕事時間とがっつりかぶっています…。
メンテナンス会社といえど、不在時に見知らぬ人が勝手に部屋に入ってくるなんて怖すぎる。
日本だったら、そもそも2つ目の選択肢はありえないですよね。
ちなみに電球交換ではないですが、私が借りている物件では定期的に火災報知器のテストがあります。不動産屋による訪問なのですが、これも平日の昼間に勝手に部屋に入られて行われます。事前通知はあるものの…さすが海外という感じです。
ちなみに、部屋にはいるとき不動産屋には「靴を脱いで入ってください」と毎回お願いしていますがどこまで従ってくれているやら。電球の修理工の方…土足で入ってくる気がする。笑
小さなことかもしれませんが、海外暮らしではこんなことも地味に覚悟しないといけないですね。
3. 電球の選び方の注意点は?購入場所のおススメは?
3-1. 電球タイプ・サイズ・口金の種類に注意
イギリスの電球の種類は豊富で、家のタイプに合ったものを注意して選ぶ必要があります。大別すると以下の3つの項目があります。焦ってお店に買いに行く前に確認をしましょう!
重要なのは口金の種類とワット数(消費電力)です。
① 電球のタイプ
Standard / LED / Fluorescent tube(蛍光灯)
② 電球のサイズ
Standerd / Compact
③ 口金の種類
Screwcap / Bayonette (バイオネット)
口金の種類 | 別名 | 詳細 |
Screwcap | 日本球/エジソン球 | 口金がらせん状になっているネジ式の形。
【表記例:口金の直径が27mmの場合→E27】 【表記例:Small Edition Screw→SES、Large Screw→ES】 |
Bayonette | イギリス球 | 差込口にピンが出ており、指し込んでくるっとひねって電球口に取り付ける形。ヨーロッパで主流の形。
【表記例:口金の直径が22mmの場合→B22】 |
GU | 差込み式 | 2本のピンが出ていて差し込んで取り付ける形。
【表記例:ピンの距離が10mmの場合→GU10】 |
④ ワット数とルーメン
ワット数は消費電力、ルーメンは明るさの単位です。ルーメンは高いほど明るい電球になります。
証明のシェードや土台に記載があることが多いので最大ワット数に注意して購入しましょう。
⑤ 電球の形 (お好みで)
まん丸の形からキャンドル型というシュッとした細長い形まであります。
3-2. 安く買うなら “Poundland” ! オンライン購入もおススメ
イギリスにはビックカメラ、ヨドバシカメラのようないわゆる家電量販店、電気屋さんが少ないんです。そのためどこに行けば電球の替えが買えるのだろうとお困りの方も多いはずです。
そんなイギリスでおススメの購入場所は「Poundland」という1ポンドショップです。日本の100円ショップのような感覚で雑貨から食品まで手軽に購入できます。こんな感じで電球もばっちり売っています!
1ポンドでこんなに種類豊富に取り扱いがあるなんて素晴らしい…困ったときのPondlandは鉄板!
ただ、ロンドン市内Zone1の中心地にはPoundlandが少ないのでなかなか買いに行けない…そんなときはAmazonなどのオンラインでポチッと購入してしまうのも手です。お住まいの地域のAmazon.comから検索してみてくださいね。
💡Small Edition Screw (SES) / LED電球 / キャンドル型の例
💡Large Screw (ES) / LED / 丸型の例
💡Bayonette電球の例
今回の記事ではイギリスの電球交換のエピソードから文化の違い、実際の購入ガイドまでお届けしました。困ったときのご参考になればと思います。
今後もイギリス暮らしを通して気づいた「海外生活のお作法」をご紹介していきます☺︎
それではまた!
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