【アフリカ渡航】イギリスの予防接種が手軽なのでもっと打ちたい

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素直な感想をタイトルにしたら、変な感じになりました。けど、本音です。

 

いきなりですが、先日アフリカに行ってきました。

といっても海がメインのバキバキの観光地だったので、ジャングルに分け入って川をボードで進むとか、レンジャーが見張りをするなかでテントで寝泊まり…という旅ではなかったので、アフリカ大陸のリアルを知る方には「それはアフリカとは言えない」と、じとっとした目で見られてしまいそうです。

とはいえ、アフリカ(の方)に行くならリスク管理は必要。特に「感染症」は、出国前にきちんと予防接種で対策したいものです。

以前、イギリスの社会保障制度National Health Service (以下、NHS) について書きましたが、ビザ取得時にも、職場の毎月のお給料からも保険料を払っているので、ここぞとばかりNHSを使うべく、病院に行ってきました。

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結論から言うと、無料*で必要なワクチン接種ができ、完全予約制なので待ち時間も少なく受診が終えられたのでかなり良かったです。

*ワクチンによっては有料の場合もあるので確認してみてください。

そこで今回は、イギリスで予防接種をしたときのポイントを備忘録としてまとめていきたいと思います!せっかくのヨーロッパ滞在中なので、この機会にアフリカに足を延ばそうかなという方、必見です。

ちなみにお子さんの定期予防接種や、インフルエンザワクチン接種をお探しの方は、「外務省 世界の医療事情 英国」のページに詳しい情報が載っていますので、是非ご覧になってください。

くらげたろう
くらげたろう
イギリスでは薬局のBootsでもインフルエンザの予防接種ができるよ

Bootsでの予防接種、詳しくはこちらから

他にもイギリスで予防接種ができる病院一覧が載っているPDFも外務省公式HPにありましたので載せておきます。現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF) (引用: 外務省)

それでは「イギリスでアフリカ渡航前の予防接種を受けるときのポイント」、ご紹介します。



1. どこで受ける? 海外渡航用のワクチンならMASTA Travel Clinic

早速ですが、予防接種の予約をする段階で私は大きなミスを犯していました。かかりつけのGPに行けば、ワクチンを打ってもらえると思っていたのです。そのため、いつものようにオンライン予約をしてのんびり構えていたのですが、後日、海外渡航用の予防接種はGPで出来ないことが発覚。

GPとは別の「Travel Clinic」に行く必要があったのです。

「オンライン予約したときに備考欄にワクチンのこと書いたよな…でも念のため…」と思って、予約の数日前に電話で確認したところ、あっさり「ここではできないよ~」と言われて一蹴。時すでに遅し。
結局、Travel Clinicの予約もなかなか取れず、出国日のギリギリ*に接種完了しました。

*ワクチンの発効までには数週間かかるものもありますので余裕を持った接種がおススメです。

今後、渡航用のワクチン接種を希望する場合は迷わずMASTA Travel Clinicを予約しましょう。MASTA Travel Clinicは英国内に点在するので最寄りのものを選ぶことができます。
オンライン予約は公式HPからできます。

こちらの予約フォームに渡航国、出発日を入力すると接種が推奨されるワクチン名が表示されるので、とても便利!

試しに「エジプト」を入れてみるとこんな感じ。

青字で表示されているRecommended vaccinationsは

Tetanus (破傷風)、Hepatitis A (A型肝炎) →推奨ワクチン
その下の段のVaccinations to be consideredは
Typhoid Fever (腸チフス) 、Hepatitis B (B型肝炎) 、Rabies(狂犬病)→ 看護師と相談の上、余裕があれば接種した方が良いとされるワクチン
です。

2. 受診前に確認しておくと便利な「接種歴」

さてさて、MASTA Travel Clinicのサイトで予約ができたら、事前に「推奨ワクチン」表示を参考にこれまでの接種歴と照らし合わせておくと便利です。

破傷風やジフテリアは、日本の定期予防接種で受けている方が多いと思うので、接種時期をメモしておいて、当日看護師さんと相談すると良いですね。

こんなときのためにイギリスに来る前に、母子手帳のコピーを取っておけばよかった!

旅行前のバタバタのなか日本にいる家族に確認してもらうのが申し訳ない&大変でした。

私は、接種歴の数字の羅列「和暦 (平成) / 月 / 日」をイギリス用に「日 / 月 / 西暦」に直すだけでプチパニックになりました。

長期で海外渡航する際は、日本で事前に母子手帳の確認までできたら安心ですね。

くらげたろう
くらげたろう
これからのベイビーの母子手帳はオンライン化されるのが普通なんだろうな…
ご参考: 日本の主なワクチンの英語名をピックアップしてみました。
BCG(Bacillus Calmette-Guerin:結核)
Hep B (Hepatitis B:B型肝炎)
DTaP (Diphtheria: ジフテリア、Tetanus: 破傷風、Pertussis:百日咳)
IPV (Inactivated Polio vaccine:不活化ポリオワクチン)
Td (Tetanus:破傷風、Diphtheria:ジフテリア)
Hib (Haemophilus influenzae B:インフルエンザ菌B型)
Men (Meningococcus: 髄膜炎菌C、B、ACWY型)
PCV, PPV(Pneumococcus:肺炎球菌)
Rotavirus(ロタウィルス)
MMR (Measles:麻疹、Mumps:おたふく、Rubella:風疹)
Chickenpox (水痘)
JE(Japanese Encephalitis:日本脳炎)
HPV (Human papillomavirus:ヒトパピロ-マウイルス)

3. 接種当日の流れ わずか30分で完了の感動体験

やってまいりました、いよいよ予防接種当日です。


もちろん場所にもよりますが、私が行ったTravel Clinicは大きな病院に併設されている「一室」という感じでこじんまりしていました。

待合室はひろびろ。
Travel Clinic専用の受付(といってもテーブルがぽつんとある一角) で、予約内容の簡単な確認を済ませたら、部屋の前で待機。

はぁ。いくつになっても、注射ってドキドキしますね。

 

 

なかに呼ばれると、白衣の天使…ではなく普段着のご婦人。

渡航先、渡航日の確認、必要なワクチンの説明を5分ほど受けて、接種するワクチンを最終確認しました。
ちなみに空港のイミグレーションで見せる「黄熱病予防接種証明書(イエローカード)」が必要か?という話もこのタイミングで出来ました。
もし必要な場合は、その場で看護師さんが必要事項を記載してくれるので、すぐに証明書を受け取れます。確か、別途で£20必要です。

ちなみに今回はやりませんでしたが、コレラ予防は液体の飲み薬があるそう!注射ではなくて2回に分けて服用するタイプがあるようです。…私も今度処方してもらいたい。

 

そのあと、いよいよ接種ですが一瞬で終了。片腕ずつ計 2本でした。筋肉注射なので痛いかと思ったら、全然でした。普段着の天使の腕前は確かです。

 

そんなこんなでTravel Clinic到着から30分ほどですべて完了しました。スムーズで感激!

日本で受けるとお金も時間もかかる予防接種なので、タイミングを相談しながらイギリスでNHSが適用されるうちに、必要なワクチンは打っていきたいと思います。

風疹麻疹の予防接種も将来のため、もう一度受けておきたい…

 

以上、イギリスで予防接種を受けてみたリポートでした。

全体的にはなんとかスムーズな接種ができましたが、振り返ると「こうしておけば良かった…」というポイントばかり。これから海外渡航用のワクチン接種を検討される方に、この記事が参考になると嬉しいです。

 

それではまた!

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