【海外就活】仕事探し〜書類作成のコツ

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海外生活が少し落ち着いたころ、いよいよ仕事探しを始めなければ…という気持ちになります。

海外では日本のような新卒一括採用ルールもありませんので、いつから仕事を探すか?どんな手順を踏んで進めたらいいのか?など自分で調べ、考えながら就職活動をする必要があります。

この記事では【海外で仕事を見つけたい方向け】希望の仕事を見つけ、応募書類を作るまでのポイントをまとめています。

くらげたろう
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今回は主にオフィス勤務ができる求人を探している方のご参考になると思うくら。

それでは早速いってみましょう!


仕事探しの第一歩は「サイト登録」

ご縁があって人伝いにすぐに就職先が決まった!という方もいますが、まずは自力で仕事探しから始めなければ、というケースが多いのではないでしょうか。

そんな方はサイトやエージェントを使い倒して求人を見つけていくところから始めましょう。

 

まずは大手の求人サイトにひとつアカウントを作ってみることがオススメ。

例えば、Indeedは日本だけでなく世界各国で使われている求人サイトです。イギリスのサイトURLは「https://www.indeed.co.uk」ですが、国によってサイトが異なりますのでco.のあとに国ドメインを打ち込んで、早速検索してみましょう!

また、現地の知り合いに聞いてみると人気の求人アプリを教えてくれることもありますので、そちらに登録するのも良いでしょう。

イギリスで人気の「reed.co.uk」ではTinderのように好みの求人をスワイプして選択できる機能があり、空き時間にぱぱっと仕事探しをするのに便利でした。

求人サイトのメリットは?

求人サイトのメリットは、過去の検索履歴や保存した条件に合わせて新着求人の通知を受けることができたり、プロフィールやCVを公開登録しておけば会社側から声をかけたりしてもらえることがある点です。

そのため、まずは選り好みせず多くの求人情報を得たい!という目的にはぴったりです。

反面、求人サイトはマスアプローチのためのメディアでもあるので膨大な情報に疲れてしまったり、意図しないアプローチを受けたりすることもしばしば。

次はそんな具体的なエピソードをお届けします。

求人サイトの落とし穴?

応募書類で重要なもののひとつであるCV(履歴書)。求人サイトのCV公開登録という機能をご存知でしょうか。これは便利なのですが注意すべき点もあります。

求人サイトでCV公開登録をするということは多くの会社に「自分が就活中である」ことをさらすことになり良くも悪くも意図しないアプローチを受けることにもつながるからです

 

私もCV公開登録をしていたことがありますが、ある会社から急に電話をもらい、すぐ面接に来て欲しいと言われたことがあります。その会社からは「当日の都合はどうか?」としつこく連絡が来ました。

予定を調整して結局翌日に面接に行ったところ、同じように急遽オファーを受けて集まった人が大勢いて受付は芋洗い状態。そして肝心の面接はほんの数分で一方的な質問のみで済まされてしまい、その対応に「?」という感じでした…

このように会社側が採用を急いでいるときは、あまりいいことがないですね。そういうときに見られてしまうのも「CV公開」なのです。

くらげたろう
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こ、怖いくら …

 

ただ、この機能を使うことでローカルエージェントから「君のスキルを生かした求人があるよ!」とお声がけをいただいたありがたい経験があるのも事実です。

求人サイトとその機能は、使いどころを見極めて活用することをおススメします。

 

続いては【エージェントのメリット・デメリット】についてです。

エージェントのメリット・デメリットとは?

就活エージェントは登録から仕事の紹介まで基本的に無料ですし、求人サイトよりも情報量が厳選されているという点がメリットです。

一方で、エージェント側からSkype面談やメールでのやり取りを求められることもありますのでコミュニケーションに時間と手間がかかるという点がデメリットかもしれません。

また、あちらも採用率がかかった商売ですので「今すぐに就職は考えていないけど、今後のために情報は欲しい」というケースでは、あまり良い情報収集の手段にはなりません。

それでもせっかくエージェントに登録しているのなら、最大限の支援をしてもらいたいところ…

裏ワザ:エージェントを上手く使うコツ!

求人を紹介してもらうことだけがお世話になる場面だと思っていませんか?

くらげたろう
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思ってるくら!

それだけではなく、応募状況や選考の様子を教えてもらう場面でもエージェントは頼れる存在なのです。

例えば求人のアナウンスから1週間以上経っているものに応募をしたいとき、応募書類はまだ受け付けているが会社側ではもう第一陣の面接が始まっている、なんてことも。そうなるとこれから書類を出して、面接まで漕ぎ着けることは難しいということもあり得ます。

実は、求人募集受付の期間という観点からエージェントは応募状況の情報を把握しているケースが多いので、「実際今からCVを出しても可能性はあるか?」「他の候補者の応募状況はどうか?」というのを素直に相談してみることもおススメです。実際に私もエージェントに上記のような相談をしながら、応募案件を効率的に絞っていました。

 

相手を気にしてばかりで尻込みするのは良くありませんが、自分の目標を達成するために有力な情報源としてエージェントと上手くお付き合いするということは、海外就活のポイントといえるでしょう。

 

最後は、仕事を見つけた後の【応募書類作成】のポイントです。

「おっ!」と思わせる書類を作るには?

希望の仕事が見つかったら、いよいよ応募書類の作成・提出です。はじめての応募書類作成は簡単ではありませんが、一度作成してしまえばそのあとも長く応用して使うことができるので、頑張りどころです。
特に海外では人脈採用もよくあることですので、すべての応募者の書類をじっくり見ることは少ないと言われています。

そのため端的で明快、そしてオリジナリティのある書類作りをすることが面接に繋がる第一歩と言えます。応募書類には【CV(履歴書)】【カバーレター】の主に2種類がありますので、それぞれについてポイントをまとめます。

 

ひとつめのポイントは

CV(履歴書)は「テンプレート」と「動詞」をつかいこなす!
学歴、職歴、資格などを書くCVですが、ネット上にテンプレートが沢山あるのでまずはそれを使って時短しましょう。ネイティブの知り合いのCVを参考に、書き方を習うのも得策です。
そして他にも重要なのは「動詞」の選び方。スキルなのか、取り組んだことなのか、成果なのか…これらをCVで明確に区別し、表現するための頻出動詞があります。Oxfordによるとこれは“Action Verb”といわれているものです。
例えば、teach, lead, develop, plan, coordinate, design, engineer, achieve, coach… など。
このAction VerbをCVに取り入れることで、すっきりと要点を得た仕上がりになります。
OxfordによるCV /résuméの書き方のポイントはこちらに簡潔にまとまっていますので、是非一度読んでみてください。

ふたつめのポイントは

カバーレターで「自分ならでは」を存分にアピール!
志望動機を練ったり、自己アピールを考えたりと最も悩まされるのがこの書類です。前述のCVはどの応募でも使いまわせる一般的な書類ですがカバーレーターは熱意を表す大事なチャンスです。その職種でどれだけ自分のスキルや経験が生きるかという自信を表す場でもあります。
例えば、カバーレターでよく使うフレーズとして
I confidently believe my XXX(前職のスキルや経験) and my passion for YYYY(職種) make me an ideal candidate for the role.
・I think that my skill sets and experiences align perfectly with the needs of the roles. Thank you for reviewing my credentials. I look forward to discussing my qualifications with you.
などが挙げられます。
このようにカバーレターはとても重要なので、求人サイト経由での書類提出で「カバーレターなしでも可」という場合もありますが、添付して提出した方が絶対に良いです。
また職種主義の海外では、前職の会社名や役職名ではなく、自分がどのようなスキルと経験を持っていて何ができる人物なのか?を伝えることがポイントです。
複数の強みを掛け合わせることで「自分ならでは」のアピールポイントをカバーレターに明記することが重要といえます。
くらげたろう
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「ならでは感」は「なるほど感」に繋がるくらよ。

ベン図が2つよりも3つ、4つと増えたときのほうが重なる部分が小さくなるように、いろんな要素を合わせもったオリジナリティを記載するほど他の候補者と差別化できるのです。
以下にイメージ図を載せておきます。

海外就活の経験を通して、(海外では英語が話せて当然、という評価なので)英語のスキルをアピールするのは効果が薄いと感じました。勿論、資格はあったに越したことはないですが。

私のイギリス就活経験の一例になってしまいますが、逆に当初避けてきた「母国語である日本語の能力を活かす」という軸を加えた途端、採用の間口が広がった肌感覚があります。そして結果、現地企業の職場で「自分にしかできない役割」にやりがいも感じることができています。

 

いかがでしたでしょうか。

海外での就職活動は不安も多いかと思いますが苦労した分だけ、思いもしなかった新しい世界を経験することもできます。この記事が悩みや疑問の解消に少しでもお役にたてればと思います。
もっと違う経験をしたよ!こんなことで悩んでいる…などあれば下のコメント欄で教えていただけたら嬉しく思います☺︎
ではまた!

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